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当店の立ち位置

トップページの売り文句を下記のように変更しました。

「 ヘアスタイルには「似合わせの髪型」と「お客様がやりたい形」の2種類があると考えています。当店ではそのバランスを考えたやり方を意識しています。当店のカットはお客様の頭の骨格や髪の毛のクセや生え方を見極めての似合わせの考え方をベースにプラスお客様がやりたい形もなるべく加味していくように考えます。
1000円カットや低料金店ではしないようなカットの考え方や工程や仕上がりを意識しお客様に似合う髪型、満足出来るようなヘアスタイルの提供を出来る様に努めています。」

これについて解説していきます。

簡単に説明しますと
・1000円カットや低料金店→お客様の注文、言われた事をやるのに注力
・高級店→お客様のオーダーをベースにしながら似合わせのカットを提案
・普通料金店→???

普通料金店とは当店のような一般理容店を指しています。
当店のような普通料金店はお店や技術者によって対応が分かれてくると個人的には思っています。

私はセミナーをたくさん受けている方ですが勉強会ではまるで高級店でするような似合わせを意識した事をやっていくのですがこれを普通料金店の現場にそのまま持っていくのは合わないので合うようにアレンジしていくのがそれぞれのやり方です。
似合わせというのは多くの場合は必要ない部分の毛は削りとり必要な部分の毛は長く残すという傾向になるのですが長く毛を残すと手入れが少し必要になったり男性の方なんかはとにかく短くして欲しいという要望もありお客様側にもある程度受け入れ体制が必要になってきます。その点高級店の場合は来店する時点でお客様の心構えがある程度出来ているので最初から状態が違うという事があります。
1000円カットや低料金店はお客様の注文をこなす事に注力をしていてそれ以外の事はない事が多いです。

そういう事から普通料金店はどちらに触れるかという事ですが私は似合わせをベースにお客様の要望を取り入れるか取り入れないかをお客様に説明して選択肢を与えてバランスを取りながらやっていくという様にしています。

私から見たらこうした方が格好良いのにお客様の言う通りにしたら格好悪くなってしまうと思った時はその思ったことをそのままお伝えしメリットデメリットをお伝えしてなるべく選択肢を作る様にしています。

この辺のバランスはお店や技術者によって違うのですが中には似合わせのカットに拘ってお客様の要望通りにしたら格好悪くなってしまうからそういう事は絶対にしないという対応をしている同業者さんも知っています。ただそれをやるとそれが良いというお客さんとその対応がとても気に入らないというお客様と二分されてしまいがちなので万人受けはしない対応となってしまうので難しいところです。

かと言って1,000円カットや低料金のようにお客様の言っている事をただ切っているだけでは普通料金店の価値はないと考えます。なので差別化という意味でも基本的には似合わせはベースにあるべきと考えているのです。それとお客様の要望をバランスをとりながらやっていくのが当店の方針です。